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Azure Solutions Architect Expertを受けてみた

 ·   ·  ☕ 7 min read

はじめに

Microsoft認定資格のAzure Solutions Architect Expertってのを取得しました。

ベンダー資格に対して1ビットたりとも興味がないと思っていたのですが、脳みそは正直のようで、合格するとやっぱりうれしいです。というわけで何か書き残しておきます。

なお、NDAで試験については書けないので、約2週間ほど勉強した感想だけです。試験直前の方はページを閉じてリラックスでもしてください。

スコア
  • AZ-303: 894点 / 1000点(700点以上で合格)
  • AZ-304: 887点 / 1000点(700点以上で合格)
感想
  • Azure何もわからん
  • ドキュメントが日本語でおk

試験までにやったこと

なにそれ?おいしいの?

Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expertは、Azureを使ってソリューションを設計したり実装したりする人を対象としたMicrosoftの認定資格です。取得にはAZ-303とAZ-304の2つの試験に合格する必要があります。星が3個ついてるちょっとかっこいいやつです。

画像は公式サイトより引用

おいしいかどうかって言うと、試験範囲がAzureのガバナンスからKubernetesのコマンドまでと多岐にわたるので、いろんなダシが効いてておいしいのでは?と思います。つまり闇鍋😊

それにしても、どういう観点で難易度(?)を決めてるんだろう?☆2の試験のほうが専門的なことを問われそうな……。

私のバックグラウンドとか

そもそもなぜ受験したのかという話ですよね。

ITインフラストラクチャをAzureに移行する案件があり、Azure Active Directoryに苦しめられながらも仕事中のボーッとする時間をすり減らしてなんとか対応したところ、気がつけば私がフロア内で「Azureの人」みたいになっていたのです。どちらかといえば「アニオタの人」と認識されたいのですが……。そこに「せっかくなので資格試験受けてみてください、受験料出しますよ」という弊社にしては太っ腹な話が降ってきたのです。受かっても給料は変わりませんが

この話から(一部)わかるように、私のバックグラウンドはだいたい👇こんな感じです。

  • Excelにポンチ絵を描く仕事
  • たまにPoCレベルのプログラムを作成する
  • 大学でOpenStackをかじった程度のIaaS経験

試験範囲に含まれる一般的な概念(アプリケーション実行環境、ネットワーク、オブジェクトストレージ、データストアなど)は会話ができる程度には理解しています。

Azure特有の要素(AAD、料金プランなど)とMicrosoft関連の技術(.NET、SQL Server、Hyper-Vなど)はわからないので、これらを中心に勉強しました。

勉強方法

こんな感じです。この公式のガイドも参考になると思います。

  1. 試験範囲を確認する
    凡人が試験に合格することを考えたとき、まず試験範囲を把握する必要があります。
  2. 知らない機能を1個ずつ触っていく
    凡人は試験範囲をみるとよく知らない分野に遭遇します。そしたら実際に触ってみましょう。いわゆるSolutions Architect向けの資格なので、全体像を理解することが求められており、それには実物を触るのが一番だと思います。リソースグループを消し忘れなければたいした出費にはなりませんし、アカウントを作成すると一ヶ月間有効な$200のクレジットがあるのでそれだけでも十分遊べます。
    たとえば、試験範囲に「implement Azure Traffic Manager」という記述があるのをみて「Traffic Manager?????」と思ったら、実際にTraffic Managerを使ってみて理解を深めます。「なるほど!DNS-basedなロードバランシングをするのね、CDNでやってそうなやつ。ン?Real User Measurements?そんなことが可能なの??あーJavaScriptを埋め込むのか。ほーーーん」となれば十分でしょう。
  3. Microsoft Learn
    Azure Active DirectoryとかBCPソリューション1とかSparkのアレ2とかガバナンス3とか、構築するのが大変な項目や読んだ方が理解できそうな項目はこれでやるのが良い気がします。時間があれば全部読む。
  4. Microsoftドキュメント
    細かいところはドキュメントを読みましょう。
  5. Azure Cosmos DB入門 (PDF)
    NoSQLよく知ってるぜって人は実物を触ってみるだけで良いかもしれません。

気分転換

https://genshin.mihoyo.com
もしくは
https://atcoder.jp

試験前日

試験時間は180分です。

試験時間は180分です。

かの悪名高いT○EIC4よりも長丁場なのでちゃんと寝ましょう。

感想

とにかくいろんなことが満遍なく聞かれるので、全機能を触ってみるくらいのつもりで勉強するといいかもです。初見は宇宙猫になりがちですが、理解すればぜんぜん理解できますよ。

抽象的な感想はそんな感じです。細かいことを考えると……

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Azure何もわからん

言い訳をするとこれはグチではなく「この辺りが難しかったよ!」というこれから勉強する人へのヒントです。

値段で変わるのは性能だけにしてほしい、考えなきゃいけないことが増えるから。

制約がつくと実質別サービスじゃん?RDBMSが使いたいだけなのに114514種類のSQL Databaseを目の前に並べられても困るでしょ。

「Azure SQL Database Elastic Pool」でインスタンスを出し入れして何がしたいの?それなら「Azure SQL Database Single Database」いらなくない?要するに1インスタンスの「Azure SQL Database Elastic Pool」でしょ??

ン?「Azure SQL Database Single Database」(Service Tier: Business critical)?Service Tierを変えた途端に別製品に化けるの???そういう小難しい要件はお高い「Azure SQL Managed Instance」でいいじゃん???えっ?2相コミット対応してないの?それは「SQL Server on Azure Virtual Machines」でやるの?どうして😇えっ?「vCore」モデルと「DTU」モデル?What??

(機能の)直交性って大事だと思うんですよ。 ほかのいわゆるクラウド事業者ってどうしてるんだろ?

あとFunctionsの定額プランとか本当にいる?WebJobsとFunctionsなにが違うの?App Serviceがベースにあるとか歴史的経緯とか、事情はいろいろ想像できるけど、実装にかかわらずインタフェースは洗練されたものであるべきでしょ。


それとも私の理解が不十分だからゴチャゴチャに見えるんだろうか?誰か教えてほしい

ドキュメントが日本語でおk

もちろんないよりマシだが、何度読み返してもわからん。GitHubでPull Request出せばいいの?5

機械翻訳の文章を読むときって、パズルのピースが埋まらない感じがするじゃないですか。まさにあれです。まあこれは変化が早い分野だししょうがないと思います。原文は読みやすいので、必要に応じて切り替えると楽になれます。


おわりに

有効期限は2年間です。

Azureのセールスマンじゃないから更新はしない気がするけど、でもまあ結構知らない領域あったしおもしろかったよ。

次は何をやろうかなー積んでるC++の本?



  1. もう名前忘れたけどHyper-V or vSphereと連携できるアレ ↩︎

  2. Azure Data Factory ↩︎

  3. 管理グループとかAzure BlueprintsとかAzure Policyとかそういうの ↩︎

  4. なんと今は1時間でオンライン受験が可能になっていました。 ↩︎

  5. これはそう。 ↩︎